読者の悩み
・エアクリーナーって何?
・それくらいの頻度で清掃が必要?
・どうやって清掃する?
こういった疑問に答えます。
・エアクリーナー
・エアクリーナーを清掃する目安
・準備するもの
・エアクリーナー清掃してみた!
2022年10月からHarley Davidson BREAKOUT114を乗っており、さまざまなカスタムをやってきました。エアクリーナーの清掃を実際に自身で行っているで、その経験から解説していきます。
エアクリーナーの清掃をこれからおこなう方にとって、参考となる記事になれれば幸いです。
はじめに
みなさん、エアクリーナーの清掃やっていますか?
エアクリーナーも定期的に点検していかなければなりませんよね!
バイクに乗ったり仲間とツーリングに行くのはめちゃめちゃ楽しいですが、われわれの愛車はメンテナンスをしてあげなければなりません。
いざバイクに乗って走ろうとしていても、故障していればその楽しいはずだった時間も味わえなくなってしまいます。
今回は「ハーレーのエアクリーナーを清掃してみた!【写真あり】」について解説していきます。
エアクリーナー
そう!エアクリーナーです!
エアクリーナーって何だか知っていますか?名前の通り「エア」を「クリーン」するんです。
要は「空気」を「掃除」するということになりますね!
バイクが動くためには、エンジンの内部で混合気をつくる必要があります。混合気というのはガソリン(ハイオク)と空気を混ぜたものになりますね。
この空気は外部から取り込まなければなりません。しかし、外部の空気にはチリやホコリが大量に浮遊しているので、そのまま取り込むとバイクに良くないですね。
空気中に浮遊しているチリやホコリを取り除く役割を担っているのが「エアクリーナー」になります。
エンジンの内部にチリやホコリを除去した綺麗な空気を送り込むためのフィルターになるので、バイクには必須の部品ですよ!
エアクリーナーを清掃する目安
エアクリーナーが汚れるとどうなるでしょうか?
空気を濾過する役割であるエアクリーナーが汚れていると、吸い込む空気の量が減少してしまったり、チリやホコリを除去しきれなくなるかもしれません。
エンジンの調子が悪くなり、燃費など性能が低下してしまいますね。
バイクの性能が落ちるというはバイクの寿命が縮まってしまいます。
愛車の寿命が縮まってしまうと思うといかがですか?
分かります…その気持ち筆者にも分かりますよ…
考えたくないですね!そんなことは決してあってはなりません!
愛車に長い期間乗るためにもエアクリーナーを定期的に清掃していきましょう。
エアクリーナーのメンテナンスとしては、約4,000kmで清掃・約12,000kmで交換が基準となります。
バイクのエンジンオイル交換もおおよそ3,000~5,000km程度が交換時期になるので、エアクリーナーの清掃も同じくらいのイメージで大丈夫ですよ!
基本的にエンジンオイル交換とエアクリーナーの清掃のタイミングは同じくらいと覚えておきましょう!
エンジンオイル交換についての詳細は、別の記事に載せているのでご覧ください。
準備するもの
エアクリーナーの清掃に必要なものは何でしょうか?
今回は、「必ず必要なもの」と「あったら便利なもの」をそれぞれ解説していきます。
必ず必要なもの
はじめに最低限準備する必要があるものを紹介していきます。
ツールセット(インチ)
エアクリーナーの清掃をするためには、ある程度の工具を準備する必要があります。
今回使用する工具は、「ヘックスビットソケット(H1/8)」「ヘックスビットソケット(H5/32」「六角ソケット(7/16インチ)」「ラチェットハンドル」「エクステンションバー(75L)」になります。
各工具を1つずつ購入するのもいいですが、筆者としてはツールセットを購入するのをおすすめしますよ!
これから自分でカスタムやメンテナンスをしていこうと考えている方であれば、なおさらですね。
おすすめのツールセットの詳細についても、別の記事に載せているのでご覧ください。
パーツクリーナー
パーツクリーナーはカスタムやメンテナンスに関しても必須なものですね。
エアクリーナーやボルトの汚れを綺麗にできるので、一家に一個は常に用意しておきたいですね!
※筆者が使っているものではありませんが、別のパーツクリーナーを紹介しておきますね。店舗で直接購入するほうが安いかもしれませんよ(笑)
タオル
必ず必要なもののラストは「タオル」です!
これに関しては言われなくても分かりますかね(笑)
エアクリーナーが汚れているので、パーツクリーナーを吹きかけてタオルで拭き取っていきますよ。
あったら便利なもの
次に「あったら便利なもの」について解説していきます。
なくてもパーツクリーナーの清掃はできますが、あったほうがスムーズにできるので準備するのをおすすめします。
キッチンぺーパー
キッチンペーパーを準備したほうがいいですね。
タオルでも十分汚れをとれるのですが、エアクリーナーの汚れはオイル汚れが主となるのでキッチンペーパーのほうが汚れをとれることがあります。
油汚れであればキッチンペーパーのほうが吸収しやすいですからね!
ステンレスマグネット皿
外したバルトやネジが見当たらないなんてことありませんか?
筆者は何度もありますよ(笑)
結構焦りますよね!
そんな事態にならないようにするためのものが「ステンレスマグネット皿」になります。この受け皿はマグネットになっているのでネジやボルトを入れておけば無くなることはないですよ!
基本的にカスタムやメンテナンスの、どの時にも使用できるのでおすすめです!
百均で購入しましたよ!
バリアスコート
最後は「バリアスコート」になります。
バリアスコートは、樹脂や金属をコーティングする艶出しできるコーティング剤ですね。エアクリーナーの清掃した後、部品を戻してきます。
最後にビカビカの艶をだすためにバリアスコートを使用します!
洗車後の最後のコーティングにも使えますよ。
筆者もよく使用しているのでおすすめです!
エアクリーナー清掃してみた!
いよいよ実際にエアクリーナーの清掃をしていきます。
準備ができたら一緒にエアクリーナーの清掃をしていきましょう!
エアクリーナーの分解
まずはエアクリーナーを分解していきます。
写真の赤丸で囲っているボルトを外していきますね。このボルトは「ヘックスビットソケット(H1/8)」で外していきます。
続いて赤丸のボルトは外していきます。これは」「ヘックスビットソケット(H5/32」にて外していきます。
ちなみに、エアクリーナーの汚れもみていきましょう。エアクリーナーの汚れは下面のほうにオイルが垂れてきてしまいます。
写真だと分かりづらいかもしれませんが、赤丸のところにオイルがべったり付着しています。
この状態をあまり放っておくと、オイルが垂れてしまいマフラーなどの他の部品まで汚してしまうので早めに清掃したほうがいいですよ!
次は、エアクリーナーエレメントを外していきます。エレメントはボルトなどで留められていないので、勝手に外れますよ。
エレメントを外したら、赤丸で囲っている部品を外していきます。
はじめの赤丸の黒いゴム製のホースは手で外せますよ。おそらくオイルでギトギトになっているので注意してください(笑)
真ん中のボルトは先ほど使用した「ヘックスビットソケット(H5/32」で外していきましょう。
最後にゴム製のホースがついていた場所の金色のボルトを外すと、すべてのエアクリーナーの分解が完了します。
これで皆さんも完璧ですね!
エアクリーナーの清掃
先ほどの写真のようにエアクリーナーの下面にオイルが付着していますが、エアクリーナーの内部にもオイルが溜まっていますよ。
エアクリーナーの各部品を清掃していきます。パーツクリーナーを吹きかけてオイル汚れを拭き取っていきましょう。
エレメントやボルトも忘れずに綺麗にしていきますね!
パーツクリーナーを使用する際の注意点ですが、ゴム製の部品には気をつけましょう。
パーツクリーナーは有機溶剤になります。プラスチック、ゴム製の部品は解けることがあるので要注意ですね。
エアクリーナーの組み立て
エアクリーナーの各部品を清掃できたら、あとは元の通りに組み立てていくだけですね!
ボルトを締めていくときですが、締め過ぎ・ボルトのなめには気をつけましょう。
筆者は最後の最後のボルトでなめてしまいました…
まじでショックでした…
次、清掃するときどうしようかな…
なにはともあれ、エアクリーナーの清掃はこれで完了です!
みなさんもできましたか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「ハーレーのエアクリーナーを清掃してみた!【写真あり】」について解説していきました。
エアクリーナーの清掃は、定期的にメンテナンスしなくてはなりません。このメンテナンスを怠ってしまうと、エアクリーナーの吸気率が悪くなり綺麗な空気を取り込むことが難しくなってしまいます。
我々の愛車をながく楽しむためにもケアは欠かせませんね!
楽しいバイクライフのためにも定期的なメンテナンスをしっかりと行いましょう!